CentOS 7.9の環境での動作を確認しています。
- 事前にPython3をインストールしてください。
- このパッケージをインストールすると、OS内にgsadmユーザが作成されます。運用コマンドはgsadmユーザで操作してください。
例# su - gsadm $ pwd /var/lib/gridstore
- gsadmユーザでログインすると環境変数 GS_HOMEとGS_LOGが自動的に設定されます。また、運用コマンドの場所が環境変数 PATHに設定されます。
- Javaクライアントのライブラリ(gridstore.jar)は/usr/share/java上に、サンプルは/usr/griddb-XXX/docs/sample/program上に配置されます。
- 過去版がインストールされている場合は、アンインストール後、/var/lib/gridstore上のconf/,data/を削除してください。
対象OSのパッケージをインストールします。
(CentOS)
$ sudo rpm -ivh griddb-X.X.X-linux.x86_64.rpm
※ X.X.Xはバージョンを意味します。
GridDBパッケージのインストールを行うと、次のようなユーザやディレクトリ構成が作成されます。
OSのグループgridstoreとユーザgsadmが作成されます。ユーザgsadmは、GridDBを運用するためのユーザとして使用します。
ユーザ | 所属グループ | ホームディレクトリ |
---|---|---|
gsadm | gridstore | /var/lib/gridstore |
ユーザ gsadm (の .bash_profile ファイル) には、次の環境変数が定義されます。
環境変数 | 値 | 意味 |
---|---|---|
GS_HOME | /var/lib/gridstore | ユーザgsadm/GridDBホームディレクトリ |
GS_LOG | /var/lib/gridstore/log | ノードのイベントログファイルの出力ディレクトリ |
ノードの定義ファイルやデータベースファイルなどを配置するGridDBホームディレクトリと、インストールしたファイルを配置するインストールディレクトリが作成されます。
/var/lib/gridstore/ # GridDBホームディレクトリ
conf/ # 定義ファイルディレクトリ
gs_cluster.json # クラスタ定義ファイル
gs_node.json # ノード定義ファイル
password # ユーザ定義ファイル
data/ # データファイル,チェックポイントログディレクトリ
txnlog/ # トランザクションログファイルディレクトリ
log/ # ログディレクトリ
/usr/griddb/ # インストールディレクトリ
bin/ # 運用コマンド、モジュールディレクトリ
conf/ # 定義ファイルディレクトリ
gs_cluster.json # クラスタ定義ファイル
gs_node.json # ノード定義ファイル
password # ユーザ定義ファイル
conf_multicast/ # 定義ファイルディレクトリ(リモート接続用)
3rd_party/
docs/
manual/
sample/
「ソースコードを利用する場合」の「環境設定」と同じです。
gsadmユーザで操作してください。 また、デフォルトはローカル接続限定の設定になっていますので、以下の操作でコンフィグを変更してください。
[gsadm]$ cp /usr/griddb-X.X.X/conf_multicast/* conf/.
それ以外は「ソースコードを利用する場合」の「起動/停止」と同じです。
プログラムのビルドおよび実行方法の例を示します。
[Javaの場合]
- 環境変数の設定
- サンプルプログラムをgsSampleディレクトリにコピー
- ビルド
- 実行
$ export CLASSPATH=${CLASSPATH}:/usr/share/java/gridstore.jar:.
$ mkdir gsSample
$ cp /usr/gridstore-X.X.X/docs/sample/program/Sample1.java gsSample/.
$ javac gsSample/Sample1.java
$ java gsSample/Sample1 239.0.0.1 31999 設定したクラスタ名 admin 設定したパスワード
GridDBが不要となった場合にはパッケージをアンインストールします。root権限で、以下の手順でアンインストールを実行してください。
[実行例]
(CentOS)
$ sudo rpm -e griddb
- 定義ファイルやデータファイルなど、GridDBホームディレクトリ下のファイルはアンインストールされません。不要な場合は手動で削除して下さい。