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1000
;Chapter 1
; 月の美しい夜だった。@
` 'It was a beautiful moon that night.'`@
br
; 夜の校舎も大きな満月に彩られると、不気味さの中にも風情が感じられるものだ。\
` Even the school building at night was colored by the full moon, and its ominous presence could be felt in the air.`\
; 満月には不思議な力があり、妖怪たちをも活発にさせる。@
` The full moon has mysterious powers, and it even invigorates youkai.`@
; だから満月の夜の学校妖怪たちは上機嫌。@
` And so the school youkai are soothed when the full moon is out.`@
br
; 時に、殺伐とした魂のやり取りを休み、お月見会などという、風流な催しを開いてみたりもする……。\
` Sometimes they even take a break from stealing brutally murdered souls and hold an elegent event known as the Lunar Festival...`\
bg black,22
bg gakkou_07y,22
;「えっと、えっとえっと……!@ もう一度、精神を集中して……。@……うーん………。@……えいッ。@/
`"Ummm, umumum...! `@`One more time, focus your mind... `@`...Mmmhmm... `@`..There~`@/
quakey 1,100
きゃーーーッ、また裸ぁーーーッ!!」@
`Kyaaaaa, I'm naked agaaaaain!!"`@
br
毬枝の賑やかな叫びが旧校舎に木霊する。\
` Marie's lively scream echoes through the old school building.`\
;bg black,22
;bg toire_01,22
;wait 300
bg black,22
bg toire_02,22
めそめそさんのトイレでは、毬枝が余所行きの格好の“着替え”に挑戦していた。\
` In Mesomeso-san's bathroom, Marie was challenging herself to 'change' into her best outfit.`\
妖怪たちの着替えには、ちょっとしたコツがいる。@
何しろ妖怪たちは霊的な存在。@本来、その姿は不可視で、肉体は存在さえしないのだ。@
br
だから、服を買ってきて、それを着れば着替え完了とはならない。\
bg black,22
bg toire_03,22
ld c,MAR_D2a,22
;ld c,MAR_D3a,80
「この服に戻るのは簡単なんだけどなぁ……。@……うーん、よく精神を集中して、もう一度……。」\
妖怪の服装は、大抵の場合、依り代に大きく依存する。@
br
彼岸花の場合は、依り代となっている西洋人形の服装が基本となる。@
そして、死者出身である毬枝の場合、最期の時に着ていた服装が基本だ。\
ld c,MAR_i4,80
それと異なる服装に外見を変えるには、妖力を用いて、自らの外見を装飾しなくてはならない。@
br
変えたい外見をよくイメージして、精神を集中。@……そして、気合一発!@ えいっ。\
se1 48
bg white,1
;bg black,22
bg toire_04,22
ドロンと煙が出るが、またしても裸に。\
quake 3,300
別に誰かに見られているわけでもないのだが、@毬枝はきゃーきゃー騒いで、元の服に戻り、そして精神を統一して……、を何度も繰り返している。@
br
そこまで難しいことではないはずなのだが、@毬枝は元々、妖力が小さいし、その上、コツも掴んでいないので、なかなか思い通りに出来ないのだ。\
bg black,22
bg toire_03,0
ld c,MAR_D2a,22
;ld c,MAR_D1,80
「うーん……。@そもそも私、素敵なお洋服って、全然想像できない……。@うーん……。」@
br
あまりファッションに関心のなかった毬枝にとって、余所行きの服装を想像するのは、かなり難しいことなのだ。\
bg black,22
今夜は、学校妖怪たちのお月見会。@
br
普段、ギスギスすることが多い学校妖怪たちも、今夜ばかりは休戦。@仲良くお酒を酌み交わすという、和やかな行事なのだ。\
bg toire_06,22
何だかんだ言って、毬枝は未だに、学校妖怪の全員とは会っていない。@
br
だから、彼らが一堂に会する今日を、とても楽しみにしていた。\
bg black,22
mono 1
bg toire_05,0
ld l,MAR_w2,0
ld r,HIG_D5,22
さぁ、行こう!@ となったら、唐突に彼岸花に言われたのだ。@
br
ld r,HIG_w4,80
ねぇ、毬枝。@あなた、そんなやぼったい格好で出掛けるのかしら?って。\
ld l,MAR_d4a,80
彼岸花やスミレなどは、結構、立派な格好しているから良いのだが、……言われてみれば、毬枝はただの私服だ。@
br
無理もない。@その姿で彼女は死に、妖怪になったのだから。\
;ld r,HIG_D1,80
待っててあげるから、少しはマシな格好に着替えてらっしゃい。@要領は今、教えてあげた通り。@大丈夫、慣れれば自由自在よ。@
br
………最初の内は彼岸花も廊下で待っててくれたのだが。@あまりに毬枝の要領が悪いので、とうとう愛想を尽かし、先に行ってるわと行ってしまったのだ。\
bg black,22
mono 0
bg toire_03,0
ld c,MAR_D3,22
ld c,MAR_D2a,80
「素敵なお洋服とか、全然思いつかない……。@……もうこの際、何でもいいから、とにかく早く着替えないと……。@………とにかく何でもいいから、……いいから……。」\
bg black,22
ld r,HIG_d5,22
;ld r,HIG_D1,80
素敵なドレスとか憧れるけれど、どうせ自分には似合わないに決まってる。@
br
何を着れば似合うかな、何を着れば似合うかな……。@思い付かない。\
mov %SMI_Isyou,2
cl r,0
ld l,SMI_w1,22
;ld l,SMI_D1,80
……素敵なお洋服とは言わないまでも。@……今日のお月見会に相応しい格好って何だろう。@
br
和服なんて着たことないから、イメージできないし……。\
bg black,22
bg toire_04,22
……そっか。@考えてみたら、学校妖怪のビリっけつに加えてもらって、全員の前で挨拶するのは、これが初めてなんだ。@
br
てっきり、お月様を見ながらお団子でも食べられるなんて思っていたけれど、とんでもない。@私は学校妖怪の新人で後輩。@粗相がないように気を付けなくちゃ…!\
bg black,22
bg toire_03,0
ld c,MAR_i4a,22
;ld c,MAR_D1,80
浮かれた服はダメ、ぴしっとしたのじゃないとダメ……。@
br
ぴしっとしたの、しっかりしたの、真面目なの、……。@
br
うーんうーんうーん………。\
se1 22
bg white,1
;bg black,22
bg toire_07,22
ドロン。@
br
ようやく毬枝が着替えに成功した時には、もう、お月見会の始まりから1時間以上も経っていた。\
bg black,22
fede 0,1000
E_A
bg white,24
bg toire_01,24
bg black,24
bg k_kaidan_01,24
毬枝はそのままトイレを飛び出し、階段を駆け上がる。@
br
会場は屋上。@満月がもっとも映える、旧校舎屋上だ。\
se1 16
bg white,24
bg black,24
me1v 5,50
「お、遅くなってすみませんでしたっ!!」@
br
屋上へ躍り出ると。@そこには不思議な光景が広がっていた……。\
fede 0,1000
E_A
bg okujou_04,22
bgm1 31
普段なら、何もない、ひび割れたコンクリートの無機質な屋上が広がっているだけなのに。@
br
儚くも美しい、黄泉の桜が、その大樹を茂らせ、満開の花を開いている。\
その白く、ほんのりと淡い光を放つ花びらの絨毯は、あまりに幻想的で美しい……。@
br
その、幻想のような、満開の桜の下で、妖怪たちが大きな車座となって、杯を傾けている。\
幻想的ではあっても、決して厳か過ぎず。@
宴席ではあっても、決して騒ぎ過ぎず。@
br
人の命を奪うことも厭わない妖怪たちが、今夜だけはそれを忘れる、@ささやかな一時が、そこにはあった……。\
みんな、ほろ酔い気分らしく、それぞれのお喋りに夢中で、毬枝の登場に気付いていないようだった。\
bg black,22
mov %HIG_Isyou,2
;bg white,23
bg okujou_01y,22
ld l,HIG_D2,22
ld l,HIG_d4,80
「遅いわよ、毬枝。@って、………なぁに、その格好?」\
;cl c,0
;ld l,HIG_D2,0
ld r,ma2_n1,24
;ld r,ma2_D1,80
「ご、ごめんなさい…!!@ 何度、挑戦しても、全然ダメだったんですー!@ これでもう許して下さいぃぃ!」@
br
1時間以上も挑戦して、毬枝がようやく成功したその服装は、…………中学か高校の制服っぽく見えた。\
bg black,24
bg okujou_02,24
ld c,SAK_D3,26
ld c,SAK_D2,80
se1 47
quakey 1,100
「うりゅー!@ 素敵だよ、毬枝っ。@まるで高校生みたいだよ!」@
;<さくのしん
ld r,HOK_D3,24
ld r,HOK_D2,80
「その服、……県立高の制服にそっくりだわ。」@
;<保健
mld l,ma2_D4a,23
;mld l,ma2_i1a,80
「え?!@ ほ、保健室の先生ですよね?!@ どうしてここに?!」\
;<毬枝
ld r,HOK_D4,80
「まーまー、硬いこと言わないのー。@いーじゃない、私が混じっても。@お酒もお月見も大好きなんだからー!」\
;<保健
mcl l,0
bg black,23
bg okujou_01y,0
ld r,HIG_D5,23
ld r,HIG_w3,80
「ふぅん。@……なるほど。@あなたのお姉さんが通っていた高校の制服、なのね。」@
;<彼岸花
br
彼岸花が毬枝の心を読み、口にする。@
それを聞き、ようやく毬枝は、どうしてこの服になったのかを理解した。\
bg black,22
mld c,ma2_D4a,22
毬枝のその服は、地元の県立高校の制服をイメージしたものだ。@
br
本物とは少し細部が違うかもしれないが、@……姉が着ていて、自分もいつか着たいと憧れ、夢見ていた服装そのものなのだ。\
;bg black,22
bg okujou_01y,0
ld r,HIG_D1,22
mld c,ma2_D3a,80
「素敵なドレスなんて思い付かないし……。@なら、少し真面目な服にならないかなと思ったらこんな服に……。」\
;<毬枝
ld r,HIG_D3,80
「違うわね。@毬枝がその服を選んだのは、憧れていたからよ。」@
;<彼岸花
ld l,SAK_k2,22
;ld c,SAK_D1,80
「………そうみたいだね。@……毬枝はよっぽど、その服を着たかったんだろうねぇ。」@
;<さくのしん
mld c,ma2_D4a,80
「この服を、………私が……。」\
ld r,HIG_D2,80
「死んでしまった今となっては。@高校生になるなんて、叶わぬ夢だもんねぇ。@くすくすくす。@………良かったじゃない。@憧れの制服を着ることが出来て。@くすくすくすくすくす……。」@
mld c,ma2_D3a,80
「や、やっぱり、おかしいでしょうか……。」\
ld r,HIG_w3,80
「おかしいわけないでしょ。@月を愛でる素敵な夜に、自分が着たかった一番の服を着て参加する。@……素敵じゃない。」@
;<彼岸花
br
そう言って、彼岸花はくるりと回ってみせる。\
;se1 1
mcl c,0
bg white,23
bg okujou_01y,23
ld c,HIG_w3,23
wait 500
ld c,HIG_D4,22
彼女も、普段とは違う、よりドレスっぽい服を着ている。@
br
そんな特別な格好が、今夜という夜が特別なものであることを教えてくれるのだ。\
ld l,SAK_D4,23
;ld l,SAK_D4,80
「素敵だよ、彼岸花も毬枝も!@ 本当に素敵なカッコだよ!@ うりゅー!!」@
ld r,ma2_w1,24
;ld r,ma2_D1,80
「あ、ありがとうございます……。」\
ld c,HIG_w2,80
「さぁ、おいでなさい、毬枝。@末席の分際で大遅刻なんだから。@駆け付け三杯が嫌なら、みんなにお酌して回りなさい?@ 私も一緒に回ってあげるから。@……あんた、初めて挨拶する連中も多いでしょうから。」\
bg black,22
bg k_kyou_03,22
妖怪たちのクラス、13組で、一応、自己紹介はした。@
しかし、空っぽの教室で自己紹介をしただけだ。\
妖怪たちも、簡単に気を許したりしない。@よって、その姿を安易に現したりはしないのだ。@
だから、学校妖怪八席全員に直接会えるのは、これが初めての機会なのだ。\
bg black,22
ちょっとドキドキもするけれど、……仮にも自分も学校妖怪の一員、しっかりご挨拶しなきゃ。@
宴席のルールに疎い毬枝でも、こういうものは上席者からご挨拶すべきと想像は出来る。@
br
毬枝は彼岸花に連れられ、まずは学校妖怪序列第1位、校長先生のところへ。\
bg okujou_01y,22
校長先生は学校妖怪たちの長。@
“存在”どころか、“存在したことさえ”全て消し去ってしまう力を持つ、最大最強の大妖怪なのだ。@
br
そして、その校長先生と一緒に上機嫌に杯を傾けあっているのは、何と保健の先生だ。\
ld l,HOK_D3,22
;ld l,HOK_D1,80
「あーらー、いらっしゃ~い。@それにしても、素敵なお月様の晩よねぇ?@ うぃ~、ひっく♪」@
;<保健
;ld r,KOU_D1,22
ld r,KOU_D3,22
「やれやれ……。@少し飲み過ぎだね。@お酒は飲むもの、君が飲まれてはあべこべでないかね?」\
;<校長
bg black,22
bg Air_03,22
「いいのよ、いっそ、飲んでちょうだいよー!@ ったく。@あんた、学校妖怪の長でしょ?@ リーダーでしょー?!@ 私に少しは素敵な男を紹介しなさいよー!@ うぃー!@ 舐めんな※※~!!@ 何が夢を諦めきれねぇだー!@ いい歳こいて、女を振る口実に夢とか語ってんじゃねー!!@ がおおおーー!!!@/
se1 47
quakex 1,100
ねぇほら!@ 紹介しなさいよ、いい男!@ この際、人間でなくてもいいからー!!@ 行き遅れとか嫌ぁああぁあッ、うわぁああぁあああん!!」\
bg black,22
bg okujou_01y,22
笑ったり、吠えたり泣いたり、実に賑やかだ。@
あぐらをかいて座る校長先生の、恰幅の良いお腹に顔をうずめ、おーいおいおいと泣いている。@
……こんな酔っ払いの相手は、なるほど、校長先生にしか務まるまい。@
br
それにしても……、何で人間のはずの先生が、妖怪たちの宴席に?\
ld c,HIG_w3,22
ld c,HIG_D3,80
「人は泥酔すると、波長が人ならざる世に近付くのよ。@……まぁ、見ての通りのザマだし。@明日の朝には何の記憶も残ってないでしょうから、気にしなくていいんじゃない?@ さっきまで、延々と失恋話を語ってくれて、みんな大盛り上がりだったんだから。@くすくす。」\
……まぁ、よくわからないけれど、楽しくやっているようだし、そっとしておくことにしよう。\
cl c,0
ld r,HIG_D1,23
「それより、毬枝。@校長先生にご挨拶して。@……こんな老いぼれでも、一応、私たちの長なんだから。」@
mld l,KOU_D3,22
mld l,KOU_D1,80
「ほっほっほ。@一応はそういうことになるがね。」\
mcl l,0
ld l,KOU_D1,0
mld c,ma2_D2a,22
mld c,ma2_D4a,80
「きょ、今日は遅刻してすみません。@いつもお世話になっております、めそめその毬枝です。」\
ld l,KOU_D4,80
「どうだね。@妖怪の暮らしは。@面白いかね?」@
mld c,ma2_w2,80
「お、面白いかどうかはわかりませんが、……色々、興味深いです。」\
ld r,HIG_D4,80
「くすくすくすくす。@毬枝ったら、自分の狩りはろくろくしないくせに、@最近は人の狩りの邪魔ばかりしているのよ?」\
ld l,KOU_D1,80
「ほっほっほっほ。@狩りをするも自由、しないも自由。@誰かの邪魔をするのもまた自由。@如何なる者にも縛られぬことのみが、我ら学校妖怪の不文律。@……妖怪など、なろうと思ってもなかなかなれぬもの。@こうして学校妖怪に名を連ねることが出来たのも、何かの運命だ。@その運命、とことんまで翻弄されてみるも一興というもの。」\
mcl c,0
cl l,0
bg black,22
bg Air_03,22
妖怪になってみてわかったが、……妖怪なんて、おいそれとなれるものじゃない。@
br
自分が妖怪になれたのも、たまたまの偶然みたいなもの。\
これは、とてもとても幸運な、……死後のもう一つの新しい人生なんだ。@
br
でも、死後は死後。@私はすでに死んでしまっていて、全ては取り返しが付かない。\
bg black,22
bg okujou_01y,22
;mld c,ma2_w2,22
mld c,ma2_w1,22
「だからこそ。@………せめて、妖怪の身になった今は。@……本当になりたかった自分に、なってみたいんです。」@
ld l,HIG_D5,22
;ld l,HIG_D5,80
「なぁんて、凛々しいことをたまに言い出すわけだわ。@今度、私の狩りの邪魔をしたら、容赦なく八つ裂きなんだからね?」\
mld c,ma2_i3a,80
「彼岸花さんが、気の毒な人ばかりを獲物にしようとするからですっ。」\
;ld r,KOU_D3,24
ld r,KOU_D1,22
「ほっほっほっほ。@目を離していると、何を始めるかわからん彼岸花くんには、毬枝くんはちょうどいい鈴代わりだね。@……毬枝くん。@彼岸花くんをよろしく頼むよ。@……人形は人形。@一緒に遊んでくれる人がいて初めて、人形たりえるのだから。」\
ld l,HIG_w3,80
「失礼しちゃうわ。@毬枝で遊んでいるのは私だというのに。」@
mld c,ma2_w2,80
「くすくす。@……はいっ、校長先生。」\
mcl c,0
bg black,22
bg okujou_02,22
ld r,Hok_D4,24
ld r,Hok_D1,80
「……そうそう。@めそめそさんって、旧校舎の女子トイレの怪談だったわよねぇ?」@
;<保健
ld l,ma2_D4,23
;ld l,ma2_D1,80
「え?@ はい、そうですけれど……。」\
酔っ払って潰れていたと思った保健の先生が、ふいに月を見上げながら呟く。\
bg black,26
me1v 5,50
bg Air_03,22
「大昔。@新校舎なんかなかった頃。@ここは旧校舎じゃなく、立派な校舎だったわけ。@……生徒も大勢いた。@……当然、学校の七不思議も存在したわ。」\
bg black,22
bg okujou_01y,0
ld r,KOU_D1,22
ld r,KOU_D2,80
「………そうだね。@懐かしいよ。」@
;<校長
ld l,HIG_w1,23
;ld l,HIG_D1,80
「でも、全て消えたわ。@人がいるところに怪談が生まれる。@……人が散れば、怪談も消える。」\
;<彼岸花
mld c,HOK_D1,22
mld c,HOK_D3,80
「かつてはこの旧校舎にも、立派な七不思議が存在して、そのそれぞれを司る妖怪たちが君臨していたはず。@………しかし今は、誰も残っていない。」@
;<保健
ld l,HIG_D5,80
「今の生徒たちは、……旧校舎の七不思議なんて、誰も知らないでしょう。」\
;<彼岸花
mcl c,0
bg black,22
bg gakkou_07y,22
;wait 500
;bg black,22
;bg k_rouka_03,22
かつて、新校舎などなかった大昔。@
学校はこの旧校舎だけだった。@
だからこの旧校舎には大勢の生徒が溢れ、……その生徒たちの中で、自然に七不思議が生まれたはずなのだ。@
br
………しかし。@今の新校舎に通う生徒たちは、誰もそれを知らない。\
bg black,22
bg gakkou_01y,22
めそめそさんという例外を除けば、全ての怪談は皆、新校舎かその周辺を指すものだ。@
旧校舎は、不気味な場所として恐れられてはいるけれど。@
br
かつて、そこにも学校という社会があり、その中にも七不思議があったことを知る生徒など、@………埃の積もった卒業アルバムに記された、大昔の卒業生たちしか知るまい。\
bg black,22
fede 10,1000
E_MA
bg okujou_01y,22
ld l,ma2_d4,23
;ld l,ma2_D1,80
「……忘れられた怪談の妖怪って、………どうなるんでしょう。」@
ld r,HIG_w3,24
ld r,HIG_D3,80
「死ぬのよ。@いえ、消えるというべきね。」\
;<彼岸花
cl l,22
ld l,KOU_D2,23
ld l,KOU_D4,80
「忘れられることが、我々、学校妖怪の寿命とも呼べるかもしれんね。@死を超越した我らとて、そのような形での寿命からは逃れられぬとは面白いものよの。@ほっほっほ……。」\
;<校長
cl r,22
ld r,HOK_D4,22
ld r,HOK_D2,80
「……そんな、妖怪たちの死に絶えた旧校舎に。@あなたは久々に住み付いた妖怪なのよ。@だから。@誰もいなくなって寂しかった旧校舎は、きっと、久し振りの客人であるあなたを歓迎していると思うわ。」@
;<保健
mld c,ma2_D4a,22
「……………………………。」\
;<毬枝
mcl c,0
bg black,22
bg k_rouka_02,22
旧校舎には、今はもう、誰もいない。@
br
時折、先生が訪れ、倉庫代わりに使っている教室に出入りしたり。@……あるいは、度胸試しや探検に忍び込んでくる生徒がいたり。\
でも、それだけ。@……学校の喧騒を忘れて久しい、寂しい場所だ。@
br
そこに、めそめそさんという新しい妖怪が住み付いたことを、……旧校舎は歓迎してくれるだろうか。\
bg black,22
bg okujou_01y,0
ld l,HIG_w3,22
ld l,HIG_D1,80
「ま。@……せいぜい忘れ去られない、恐ろしい怪談になることね。」@
;<彼岸花
;ld r,KOU_D2,22
ld r,KOU_D1,22
「恐れられてこそ怪談。@夜をさらに深い闇に染めてこそ、昼が明るく輝くのだからのぅ。@ほっほっほ……。」\
;<校長
妖怪や怪談が、どんなに恐れられていても。@
訪れる者が絶えて、誰も語り継がなくなったら、消え去ってしまう。@
だからこそ彼らは生きるために、……人間たちに忘れられたくないと願うのだ。\
それを思った時、……妖怪も人間と同じで、@……本質的には寂しがり屋なのかもしれないと、毬枝は思った。\
bg black,22
校長先生にご挨拶を終え、次に向かう。@
br
序列第1位の次は、序列第2位。\
bg okujou_02,0
ld l,SIN_D1,22
ld r,ma2_D4a,22
「えっと、紅茶紳士さん、でしたっけ?」@
br
E_A
se1 12
quakey 1,100
その時、ドンッと一升瓶が床を叩く音がする。@
bgm1 1003
見ると、……黒いマントを羽織り、あぐらをかいて座る大柄の男が毬枝を睨んでいた。\
;mov %IZA_isyou,2
ld l,SIN_D4,80
「くっくっく。@気にしないことですよ、イザナミさん。」\
;<紅茶
ld r,IZA_D7,26
;ld r,IZA_D1,80
quakey 2,200
「おいッ、めそめその毬枝ッ!!@ テメェ、ちょっとこっち来い!!」\
大柄の男は非常に不機嫌そうだ。@毬枝はすぐに失言を直感する。@
br
そう、紅茶紳士は、影の序列第2位だ。@なら、本来の第2位が存在するはず。\
;ld c,HIG_w3,22
ld c,HIG_w4,22
「くすくすくす。@でもイザナミ、あんたが悪いのよ。」\
;<彼岸花
;cl c,22
ld l,SIN_D3,80
「同感ですねぇ。@間違えられたくなければ、さっさと毬枝さんの前に姿を現せば良かったのですから。@くっくっく。」\
;<紅茶紳士
cl r,0
ld c,IZA_D7,24
se1v 12,30
quakex 2,200
「うるせぇッ!@ 俺ァ、狩りで忙しいんだよッ。@どこぞの糸目野郎が、すぐに人の獲物を横取りしちまうからなぁ?」@
;<イザナミ
ld l,SIN_D1,80
「横取りとは心外です。@私は、辛い現実に打ちのめされた少年少女たちに、ただ夢を見せてあげているだけだというのに。」\
ld c,IZA_D6,80
「バーロー!!@ 何が夢だッ。@夢ってのァな!@/
quakex 2,200
自分の手でッ、こうガシッと、掴むもんなんだよ!」@
ld l,SIN_D2,80
「それが出来るほどたくましい子なら良いですが。@それが出来ぬ、か弱き子たちにも救いが必要なのではありませんか?」\
ld c,IZA_D5,80
「ケッ。@なァに甘っちょろいこと言ってやがんだか。@学校はな!@ 荒野なんだよ、ジャングルなんだよッ。@ひとりで歩くことも出来ねぇ、貧弱なクソガキがのうのうと生き残れるところじゃねぇんだ!@ 俺ァ、それを教えてやってるだけよ。@テメェなんざ、反吐が出る。@/
se1v 12,30
quakey 2,200
ガキの分際で夢だァ?@ 百年早ぇってんだッ。」\
bg black,24
bg okujou_01y,24
ld r,SIN_D1,22
ld r,SIN_D2,80
「くっくっくっく!@ 相変わらずな人です。@……ご無沙汰していますね、毬枝さん。」@
;<紅茶
ld l,ma2_D4a,23
;ld l,ma2_D1,80
「ど、どうもご無沙汰しております、紅茶紳士さん。」\
;<毬枝
ld r,SIN_D3,80
「人は生きるために、時には夢を見ることも大切とは思いませんか?@ ……夢さえ見なくなったら、人に生きる意味などあるのですか?」@
;<紅茶
;ld c,HIG_D5,23
ld c,HIG_w4,22
「……という甘言で、獲物たちをどれだけしゃぶり尽くしてきたやら。@くすくすくす。」\
;<彼岸花
ld l,ma2_D3a,80
「夢も大事ですが。@……でも、夢は夢の中で見るべきで、……夢の中に生きるべきではないと思います。」\
;<毬枝
;bg white,25
;se1 12
;quakey 1,100
;bg okujou_01y,0
;ld l,ma2_D4a,22
cl c,0
cl r,0
ld r,IZA_D5,24
se1v 13,50
quakex 2,200
ld r,IZA_D6,80
「よく言ったッ。@おい、紅茶野郎ッ、毬枝の言うこと、よォく耳をかっぽじって聞いとけよ!@ ……毬枝、……お前ェ、死んでからだいぶ変わったなァ?@ 根性出てきたぞ、気に入った。@……俺ァ、イザナミ。@学校妖怪序列第2位、13階段の死神たァ、俺のことよ。」\
bg black,22
me1v 16,50
bg kaidan_01,22
13階段の怪談は、どこの学校でも定番中の定番だ。@イザナミはそれを司る。\
bg black,22
fede 10,1000
E_MA
bg okujou_01y,22
ld r,HIG_D3,22
;ld r,HIG_D1,80
「イザナミは恐ろしい妖怪よ?@ 13階段を踏ませた哀れな獲物を、どこまでも追い詰めて、恐ろしい地獄へ突き落とすの。」@
;<彼岸花
ld l,IZA_D4,22
ld l,IZA_D5,80
「はッ、お前ェの狩りも大概だろーが!」\
cl r,0
cl l,0
ld c,IZA_D1,23
握手を求められ、手を差し出すと、@……分厚い、がっしりした手に、痛いくらい力強く握られた。\
ld r,ma2_D3a,24
ld r,ma2_D4a,80
「ど、どうも……。@めそめその毬枝です。@よろしくお願いします。」@
ld c,IZA_D2,80
「おう。@お互い、バケモンだ。@せいぜいクソガキどもを、ガンガン地獄に突き落としてやろうぜッ。」\
ld r,ma2_d2a,80
まぁその、がんばります……と曖昧に笑う毬枝であった。\
bg black,2
wait 1000
bg okujou_02,22
序列第2位の次は第3位。@それは彼岸花のことだ。@
br
ld r,ma2_D1,24
ld r,ma2_w1,80
wait 300
ld l,HIG_D1,22
ld l,HIG_w3,80
よろしくお願いします、こちらこそ、と白々しく二人で挨拶する。\
bg black,2
bg okujou_01y,22
次は、序列第4位。@……これも会ったことはない。@初対面だ。@
br
案内される先には、着物姿のスミレと並んで酒を酌み交わす、同じく着物姿の女性の姿があった。\
ld l,SMI_w1,23
ld l,SMI_w3,80
se1 47
quakey 1,100
「おぉ、毬枝なのじゃ!@ 珍妙な服を着ておるわ!@ まるっきり似合わないのじゃ!」@
;<スミレ
ld c,AZA_D4,22
ld c,AZA_D2,80
「そんなことはありませんよ。@とても良く似合っています……。@どうぞ、こちらへ。@毬枝さん。」\
;<アザミ
ld r,HIG_D4,24
;ld r,HIG_D1,80
「紹介するわ。@学校妖怪序列第4位のアザミよ。」\
;<彼岸花
cl c,0
mld c,AZA_D1,80
「アザミと申します。@どうぞお見知りおきを……。」@
;<アザミ
ld l,SMI_w4,80
「私の姉者なのじゃ!!@ 姉者は強くて賢くて、麗しくてとても残忍な大妖怪なのじゃ!」\
;<スミレ
mcl c,0
cl a,0
mbg black,22
mcbg 22
ld r,ma2_D4a,22
;ld r,ma2_D1,80
「妖怪にも、姉妹がいるんですね。」@
;<毬枝
br
序列第4位のアザミと、序列第7位のスミレの姉妹。@
学校妖怪の中で、唯一の姉妹だった。\
ld l,HIG_w3,23
;ld l,HIG_D3,80
「たまにね。@……まぁ、元々私たちは、誰かを親に生んでもらった存在ではない。@家族関係など、あってもなくても同じようなものだけれど。」\
;<彼岸花
bg black,24
bg okujou_02,0
ld r,SMI_w4,24
ld r,SMI_w3,80
「お前のような、嫌われ者のひとりぼっちとは違うのじゃ!@ 私と姉者は大の仲良しなのじゃー!」@
;<スミレ
ld l,AZA_D4,23
ld l,AZA_D3,80
「うふふふふ。@この子ったら、すっかり酔いが回ってしまったようで……。」\
;<アザミ
妖怪の世界に、仮に家族関係があろうとなかろうと。@二人の関係はちょっと微笑ましいものに思えた。@
br
その様子を見ている彼岸花が、わずかに寂しそうに口を尖らせているのを、毬枝は見逃さない。\
bg black,22
bg okujou_01y,0
mld c,HIG_D8,22
;ld r,ma2_D1,22
ld r,ma2_w1,22
ld r,ma2_w2,80
「……妖怪は、ひとりぼっちかもしれません。」@
mld c,HIG_w3,80
「何よ。」@
ld r,ma2_w1,80
「だから家族はいないけれど。@……でも、友達は作れると思います。」\
mld c,HIG_d2,80
「あぁ、そうだったわね。@あんたは、私のお友達だったわね。」@
ld r,ma2_w2,80
「だから、彼岸花さんが、ひとりぼっちだなんて思う必要は、まったくないと思います。」\
mcl c,0
ld l,HIG_d5,24
「やめてよ、私の心を読まないで。」@
br
妖力を蓄えた妖怪たちは、相手の心を読み取る力を持つ。@しかし、毬枝にはその力はない。\
ld r,ma2_w1,80
wait 500
ld l,HIG_w1,80
cl l,22
でも、わかるのだ。@友人だからこそ。@
br
彼岸花は、ぷいっとそっぽを向いてむくれたふりをする。\
bg black,24
bg okujou_02,24
ld r,AZA_D4,22
;ld r,AZA_D1,80
「うふふふふふふ。@あの彼岸花に友達が出来るなんて。@つくづく、世の中はわからないものです。@どうか、これからも仲良くしてあげて下さいね。」\
;<アザミ
このアザミという人は、何だかいい人のような気がする。@
br
魂を糧とする妖怪のひとりなのだから、素直な意味でいい人のわけもないのだが、@少なくとも、理不尽な性格ではなさそうだ。\
mld l,SMI_w3,23
mld l,SMI_w5,80
「そうだろうそうだろう、いい人に見えるであろう!@ しかし、このいい人っぷりこそ姉者の最大の武器なのじゃ!@ 何しろ姉者の偽善者っぷりと言ったら、@/
cl r,0
ld c,AZA_D1,24
se1 48
mld l,SMI_i1,1
quakex 2,200
あいだだだだだだだだだッ!!!」\
ld c,AZA_D5,80
「うっふふふふふふふふふー…!!!@ スミレはたまにおかしなことを言い出すもので、うっふふふふふふ…!」@
br
mld l,SMI_i3a,80
se1 47
quakey 2,300
se1 48
mld l,SMI_i1,1
quakex 2,300
どこをどう抓っているやら。@スミレは涙目で痛い痛いと飛び跳ねている。\
cl c,0
mcl l,0
mbg black,22
mcbg 0
ld c,HIG_w3,22
ld c,HIG_d3,80
「そうそう、アザミとスミレの姉妹らしいところがあるとしたら。@二人とも、いじめに絡んだ狩りをするという点かしら。@……学校はいじめでいっぱいだもの。@食いっぱぐれないわ。」\
;<彼岸花
bg black,22
fede 0,1000
E_A